目の横に斜めに走るしわのことを「からすの足跡(crow’s feet)」などと表現しますが、今回は「あごの梅干じわ」をボトックスで治療した例をご紹介します。

梅干じわというのは口元の筋肉に力を入れた時などにできる凸凹感のあるしわのことで、英語ではpebbly chinと言います。pebblyとは「小石だらけの」という意味なので、梅干という表現をする日本とは文化の違いを感じてしまいます。
このしわは基本的に唇をすぼめたり、話したり、口元に緊張が起こる際に生じるもので、頤(おとがい)筋などの収縮によるものです。

筋肉を緊張させることが癖になっている人では、しわが常に出ていることになり、見た目にはかなり目障りなものとなってしまいます。しかも本人は無意識に口元に力が入っているので、どう直してよいのか分かりません。でも、ご安心ください。

この梅干じわにもBOTOXが効果絶大です。BOTOXってホントに便利な薬ですよね。

患者さんは若くてとてもチャーミングなお嬢さんですが、問診表の「どのようなご相談で来院されましたか?」という項目のところに「あごの梅干」と一言書いてあったので、思わず微笑んでしまいました。

それでは、写真をご覧下さい。少しだけ口をすぼめるような感じで力を入れていただくと、あごに梅干が出現します。

Before

BOTOXを少量注射しました。1週間後の経過写真です。なんとか梅干を撃退できたようです。

After

Before→After

この他にもBOTOXが効く口元のシワとしては、同じくあごに出来る横じわ(*)、あるいは口をすぼめると上唇の直上部分に何本か生じる縦じわなどがあります。いずれも適正量のBOTOXを上手に使うと悩みも嘘のように解決します。

これまでそう言えば気になっていたと思っていらっしゃる方にはぜひ銀座コクリコ美容外科にご相談いただきたいと思います。

(*)あごの中央部に横じわが1本線が出来た状態。魔法使いのおばあさんを想像してください。

 

 

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